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現在位置ゾーン4 - 交流コーナーQ&AコーナーやPDF資料    Q&AコーナーやPDF資料など

リモートセンシングシアター亜熱帯・恩納村の魅力がつまった、くつろぎと出会いの広場です。

 沖縄電磁波技術センターが活動する恩納村。ここは歌人・恩納ナビーの故郷、そして亜熱帯の豊かな自然と文化の宝庫でもあります。展示室の締めくくりは、この恩納村の魅力をより深く知り、自然素材に囲まれた環境で人と人とが交流するくつろぎと出会いの空間です。


   電波受信実験コーナー 世界中の電波をつかまえよう! 



  この実験コーナーでは40KHzから3150MHzまで受信可能なオールバンド受信機を使用します。
  受信機の置かれている窓から見えるアンテナは2種類あり、それぞれが受信機に接続されています。
  受信機を操作し、短波放送やアマチュア無線など今まさに地球を飛び交っている電波を受信してみましょう。

質問

 タペストリーに書かれている夏至南風(カーチーベー)って何ですか?

答え

 旧暦5月4日は、漁師さんたちが海の幸を祈って 勇壮なハーリー(爬竜船競漕)が行われます。 沖縄では、ハーリーの鐘の音と共に、 雨もはれ上がると言われています。 そして、熱帯夜が続き、夏至南風が吹きはじめます。 夏至南風は南南西季節風のことで、この風が吹くと高温(30度)、 多湿(80%)の晴天が続きます。 昔、石垣島から琉球王府への定期船は、この夏至南風を 利用して出発し、およそ50時間を要して那覇の港に着いたそうです。 また、同じように那覇からは、大和(日本本土)への交易船もこの風を 使い北上したとのこと。 この時期は雨が少ないため、畜産農家にとって牧草を刈り入れる最高の季節とされています。 夏至南風は、昔も今も、沖縄での暮らしに密接に関係しています。


質問

 台風はどうしてできるのですか?

答え

赤道付近の海の上にある水蒸気を多く含む空気が、 膨脹して上昇します。 ↓ 水蒸気が液体の水(雲)に変わるときに生じる熱により 空気が温められ、さらに上昇気流ができます。 ↓ 雲が連なり入道雲(積乱雲)となります ↓ 地球の自転によって入道雲の中心に向かって空気が 流れ込み渦ができます。 ↓ 台風の誕生となります。 日本を含む北太平洋西部では「台風(タイフ−ン)」 アメリカ・フィジーでは「ハリケ−ン」、 ベンガル湾地域では「サイクロン」と呼んでいます。


質問

 黒潮は、どこから来るの?

答え

 熱帯赤道海域には,年平均の海面 水温が29度を 超える暖かい水の塊があります。 暖かい水の塊はニューギニア北岸から 日付変更線にかけての赤道域にかけて広く分布してます。 黒潮は、この地域で東から西に吹く卓越した貿易風に 吹き寄せられて形成されます。 東シナ海から、琉球列島をすり抜けて日本列島の南岸を 北上する本流と日本海を通 る対馬海流に分かれています。 黒潮の流速は速いところで、時速7Kmにもなります。


質問

 レーダとは?

答え

 電波を利用して、目標物の距離・方位を測定する装置の事を いいます。 一定方向に電波を発射し、目標物からの反射波を受信して、 距離や方位を知ることができます。 レーダ(RADAR)という言葉は、 RAdio Detection And Ranging という英語の略字。 つまり「電波を使って物体を探知し、その位置を 測定する」という仕組みそのものを表しています。 技術が発達したおかげで、私たちは気象情報を知る ことができたり、船や飛行機は安全に運航できるのです。


質問

 リモートセンシングは、何の技術?

答え

 電波や光を使って、はるか遠方から、 大気や海洋の動きを観測する技術です。 全球的な広がりと、複雑さを持つ地球環境を見つめ、 その仕組みを理解するために、不可欠なものです。


質問

 恩納村は、どんな所ですか?

答え

 恩納村は沖縄本島のほぼ中央部西海岸側に位置し、北に名護市、東に宜野座村、金武町、石川市、南に沖縄市、読谷村の各市町村と隣接しています。喜瀬武原が山間地にあるほかは、国道58号および県道6号線沿いの海岸線に14の字が点在しています。西側は東シナ海に面し、東側は恩納岳を中心に、北から漢那岳、大綾岳、熱田岳、ブート岳、屋嘉岳、石川岳、読谷岳などの山々に囲まれ、さらにこれらの山々を源とする小さな川が40近くあり、山や川、海などの変化に富んだ自然豊かな村です。


親子で楽しめる学習ワークシート
 この展示を楽しみながら学べる学習ワークシートを用意しています。
小学校低学年向け、小学校高学年向け、中学校向けの3タイプがあり、
それぞれに詳しい解説シートがあります。
ダウンロード

ワークシートの解答はこちらです。



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