11 COBRA運用方法
COBRAの観測運用は、以下の3つの観測モードを組み合わせて 実験観測を行います。
▼ 通常観測モード
時系列解析等の統計解析を可能にするため5分又は10分毎に、
仰角0.4度、1.0度の2仰角観測を行います。
▼ 詳細観測モード
必要に応じて観測範囲等を限定し、詳細な偏波観測等を実施します。
▼ 特別観測モード
台風襲来時の連続観測や共同観測等によるキャンペーン観測を実施する際に用います。
通常観測モードで得られたデータから詳細観測モードに移行する時刻や観測範囲を
自動的に決定するアルゴリズムも現在開発中です。
12 観測例
2002年2月2日の観測された沖縄本島周辺の降雨の一例です。
図は、高度2kmにおけるレーダ反射因子(Z)の水平分布を表しており、赤い領域ほど雨が強く、青や緑色の領域は弱い雨が降っていることを示しています。
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