短波海洋レーダは、陸上に設置したアンテナから海面に短波帯(3〜30MHz)の電波を照射し、海面の波浪による後方散乱波を受信して周波数解析することにより海流、波浪、海上風などを測定することができます。
短波海洋レーダは広範囲を同時刻に観測できるという特徴があり、陸上から観測できるため長期間の観測にも適しています。
図2は短波海洋レーダで受信した信号のドップラースペクトルの模式図です。一次散乱から海流、海上風向、二次散乱から波浪の情報が得られます。