大宜味大気観測施設
(128°09′32″E, 26°40′41″N, 225 m MSL) のウィンドプロファイラレーダ(WPR)
400MHz-WPR
ウィンドプロファイラレーダ(WPR)の原理
ウィンドプロファイラレーダ(WPR)とは、地上から上空へ向けて電波を送信し、大気乱流や降水粒子によって散乱された微弱な電波を受信して、その送受信電波の周波数の差(ドップラ周波数偏移)や受信信号強度を計測することにより、風向風速や乱流強度、降雨強度の高度分布を観測するレーダです。従来の気球観測と比較して、数分の短い時間間隔で、しかも無人で連続観測できる特徴があります。
大気乱流、降水粒子が散乱体
■ 散乱機構
■ 送信電波の周波数により、
散乱強度が異なる
■ アンテナビーム方向に
沿った視線風速の測定
■ 風速3成分の鉛直分布
- 3〜5ビーム方向で得られた視線風速を合成
- 鉛直風速は、大気乱流を散乱体とした場合にのみ得られる
■ 高時間分解能
2〜3分間隔で無人連続観測可能
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