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 RASS観測時のドップラスペクトルの高度-速度分布  

RASS観測で得られたドップラスペクトルの高度分布を示します。縦軸はレーダからの距離、横軸はドップラ速度でレーダから遠ざかる速さで、見かけの音速に相当する340m/sから348m/s付近に強い信号が得られています。強い信号の分布が斜め左上がりになっているのは、上空ほど温度が低くなるため音速が小さくなるからです。左側と右側の図では、レーダアンテナの向きが異なり、それぞれ南向き天頂角15度と西向き天頂角15度方向です。

これらの図から、アンテナビーム方向の違いにより観測最高高度が大きく変わることがわかります。RASS観測ではビームの向きが非常に重要だということがわかります。


ビーム方向: 南向き天頂角15° ビーム方向: 西向き天頂角15°
ビーム方向: 南向き天頂角15° ビーム方向: 西向き天頂角15°

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